不当残業や残業隠しで多くの企業が問題となっており、ブラック企業の汚名を着せられると企業の存族にも影響します。社員の自殺問題で大きく揺れ動いた企業もあれば、残業未払いで大幅に利益が減少したり、規模を…
労務管理研修

ハラスメントの防止
毎日のようにテレビで取り上げられているのが、セクハラ問題です。ついつい異性の嫌がることを職場などで口にしたり、行動して訴えられたら自分の会社での地位や社会的地位も崩壊してしまいます。セクハラは日本…
ラインケア

仕事の複雑化や労働時間、上司や同僚とのコミュニケーション不足などさまざまな原因から心の病になる人が増えています。一日の多くの時間を過ごす会社に原因が潜んでいることも多く、対応が必要です。心の病を防いだり、早期に発見するにはラインケアが重要になります。
心の病の実態について
企業のメンタルヘルス対策として必要とされるケアのうち職場単位で特に重視されているのが、管理監督者が実施の主体となるラインケアです。管理監督者は日ごろから社員と緊密にコミュニケーションをと…
ラインケアの重要性
現代の複雑な社会の中で心の病にかかる人が増えてきています。家庭の事情や金銭問題、いじめ、長時間労働、背負わされる責任の重さなどさまざま要因があると思いますが、一旦うつ病などになってしまう…
職場復帰での対応
産前産後休暇、育児休暇を経て、いざ職場復帰。どのようなことに気を付ければよいでしょうか。産前産後休暇、育児休暇を取得することは当然の権利です。後ろめたく感じる必要は全くありません。しかし、…
労働安全衛生について
労働安全衛生法に規定される管理者等について
労働安全衛生法には、事業所の安全と衛生を確保するために管理者などを選任する必要があります。衛生管理者は、全業種の常時50人以上の使用労働者がいる事業所で選任することが必要です。また、安全管理者は製造業などの業種のうち、常時50人以上の使用労働者を抱える事業で選任が必要になります。他にも、大規模な事業では総括安全衛生管理者を、衛生管理者や安全管理者を総括するために設置する必要があります。小規模な事業所では、安全管理者や衛生管理者の代わりに安全衛生推進者や衛生推進者を選任することになっています。そのほか、産業医や作業主任者を選任する場合や、安全委員会や衛生委員会を設置する場合なども存在し、事業の安全と衛生を担保する体制が定められています。

安全と衛生を確保することが事業の効率のために重要
労働安全と衛生に関する体制を整えることは、労働者の保護にも当然に役立ちますが、使用者側の利益にもなります。それは、労働災害が起こりやすい土壌の事業所では、効率の良い事業が行われにくいからです。確かに、利益確保のために労働安全衛生などのコストをかけるメリットが見つかりにくいかもしれません。しかし、事業の安全と衛生を確保することは、従業員の作業効率アップやモラール(意欲)向上に役立つと一般的にいえます。環境が悪いと、作業中のケガなどの労働供給のロスにつながり、また低下している意欲では期待される労務の成果が得られにくいからです。現在、労働者の作業効率は労働者にとって環境の良い事業所の方が高いという説もあり、労働安全衛生の確保がそれに寄与するといえます。