心の病の実態について

社員のメンタル不調に素早く対応

企業のメンタルヘルス対策として必要とされるケアのうち職場単位で特に重視されているのが、管理監督者が実施の主体となるラインケアです。管理監督者は日ごろから社員と緊密にコミュニケーションをとり労働環境や職場の雰囲気も考慮して細やかな対応を行いますが、仕事に追われるあまり社員本人は自分自身のメンタル不調に気が付いていないケースも少なくありません。管理監督者が社員のメンタル不調のサインを見逃さないことが重要で、顔色が悪く元気がないといった表面的な不調だけではなくタバコやアルコールの量が増えたり、食欲不振や頭痛・肩こり、寝付きが悪く眠りが浅いなど睡眠の悩みがないかどうかも確認しておく必要があります。心の病は体調不良からあらわれるケースも多く、身体面の症状のほうが際立つ「仮面うつ病」の可能性も考慮すべきとされます。

現代社会ならではの心の病に注目

ストレス過多の現代社会においては、恵まれた労働環境の職場であっても社員のメンタル不調が起こらないとも限らず、本人が毎日元気に働いているつもりでも知らず知らずのうちに無理が積み重なっていることも考えられます。多くの人がうつ病など心の病は自分とは無縁と思いたがっている面があり、睡眠障害や慢性的な倦怠感・頭痛・肩こり・食欲不振などうつ病のサインもしくは仮面うつ病の症状があらわれていても、個別に出ている身体の不調と考えがちです。非常に張り切ってハイテンションで仕事をしていた社員が、ある日突然落ち込んで無気力になるといった極端な状態を繰り返している場合は、躁うつ病とも呼ばれる双極性障害に罹患していることも考えられ、社員の様子を日ごろから注意深く観察して適切に対応するのもラインケアの大切な使命です。

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